7月31日(木)は勉強会参加のため、
午後6時までの診察とさせて頂きます。
ご不便をお掛けしますが、ご了承下さい。
太ももの骨の骨折をしてしまったチンチラちゃんです
(猫ではなく、ウサギの仲間の方です)
レントゲン写真を見て頂くと、太ももの骨がひざの近くで粉砕骨折をしている様子がわかります
(黄色の丸の中)
このような骨折の場合、手術で治すことが一般的です。
ただチンチラちゃんは比較的寿命の長い小動物ですが、
それでもこの子の場合、10歳以上と比較的高齢の部類に入るほうであり、
またチンチラは身体が小さく骨密度が低いため、
骨折手術が一筋縄で行かないこともあります。
今回は飼い主さんと相談の上、保存療法で治療することにしました。
保存療法、要は安静です。
足を痛そうにする様子があったので、痛み止めを使い、
またチンチラの子の大好きな砂浴びは当面禁止、
ジャンプも出来ないようにケージを工夫してもらいました。
その結果、痛そうな様子は比較的早期に消え、2ヶ月ほど経つと骨もしっかりくっついてきました。
レントゲン写真の赤丸の中が骨折が治ってきている様子です。
ただし手術で治したわけではないため、
骨折部の尻尾側の骨が骨折した時の形のまま残っており、
不整な形になっています。
でも日常生活には全く支障がなく、今は飛び跳ねることも問題なく出来ています。
比較的高齢とはいえ、長い子だと20年近く生きることもあるチンチラちゃんですので、
怪我に気をつけてまだまだ長生きして欲しいですね。
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