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歯科用レントゲン

最近は歯の処置が多く、毎週数件ほど歯科処置を行っています。

歯の表面は見た目である程度判断できますが、

歯の根元(ここが重要!!!)は見た目だけでは判断できません。

ですので歯の根元を確認するためにレントゲン検査を行うことが多いのですが、

今までは一般的なレントゲン装置(胸やお腹などを撮影する装置)で歯の根元を確認してきました。

もちろんそれで十分歯の根元の状態を判断できるのですが、

さらに細かくとなると、歯科専用のレントゲン装置が必要になります。

8月から歯科用レントゲンを導入して、

歯の根元の状態を詳細に確認できるようになりました。

歯の根元を確認するためのレントゲン撮影のデメリットは、

しっかり確認するためには鎮静・麻酔をかけないと撮影できないということでしょう。

「あーんして、少しの間我慢してね」とはいかないので、

簡易的な評価のためには無麻酔でレントゲン撮影を行いますが、

通常歯石除去や抜歯のために麻酔をかけた時に、

歯の根元をしっかりレントゲン撮影するようしています。

レントゲンフィルムをデジタルカメラで撮影して、

ここに載せていますので、実際のフィルム画像より粗くなってしまうのが残念・・・

 
 
奥歯のレントゲン 歯根が溶けて細くなっています。

 
② 
①と同じ画像です。
 
黄色の丸の中の縦に白い部分が溶けて細くなっている歯根です。
 
③ 
歯ぐき・下あごの骨が溶けて、歯の根元が出てしまっている状態です(青い丸の中)
 
膿も出ています。
 
③の写真の歯をレントゲン撮影した画像です。
 
下あごの骨が溶けてしまっています。
 
④と同じ画像です。


黄色の線の中の黒い部分が、下あごの骨が溶けてしまっている部分です。
 
歯周病になるとこのように骨が溶けていくことがあります。