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2月の休診、潜在精巣の手術

2月に休診についてお知らせです。

2月21日(日)終日休診

2月28日(日)午後休診

となります。

ご了承下さい。

 

精巣が本来の位置になく、足の付け根の皮膚の下やお腹の中に残ってしまう

潜在精巣という異常の手術が続きました。

停滞精巣といわれることもあります。

 

 

写真一枚目はチワワの子の手術中の写真です。

お腹を開けて精巣を取り出しているところです(黄色の丸の中)

片方(左側)の精巣は正常の位置でしたが、もう片方(右側)が

お腹の中に残ってしまっていました。

精巣が本来の位置にない場合、

精巣腫瘍になりやすいというデータがあります。

この子の場合も精巣の病理組織検査というものを行った結果、

腫瘍が見つかりました。

 

 

写真2枚目は猫ちゃんです。

左側の精巣は正常の位置にあり(赤い丸の中)、

右側の精巣が陰茎の横(黄色の丸の中)にありました。

どちらの子も右側の精巣の位置が異常で、左側の精巣は正常の位置にありました。

 

不思議なことに右側の精巣の位置に異常が出やすいというデータがあります。

この潜在精巣はワンちゃんでは比較的よくある異常ですが、

腫瘍化してひどくなってしまう前であれば、

手術で摘出してしまえば何の問題も起こすことがなく暮らすことができます。