9月17日(日)は終日休診となります。
この茶色の物体、
猫ちゃんの尿管(腎臓と膀胱を繋ぐ管)に詰まってしまったシュウ酸カルシウム結石です。
大きさはせいぜい2mmちょっと。
爪楊枝の先と変わらないくらいの大きさですが、
このくらいの結石でも、猫ちゃんの場合は尿管に詰まってしまい、
尿管閉塞という尿が出なくなってしまう重篤な状態に陥ります
(ペニス先端に砂や結石が詰まる尿道閉塞とは別物です)
手術での結石の摘出や尿管にステントという管を入れる方法、
SUBシステムという特殊な道具を用いて腎臓と膀胱をバイパスする方法などが
治療として考えられますが、まだ完成された治療方法はありません。
最近はこの尿管結石が非常に多くなっています。
どんな品種の子にも起きる可能性がある病気ですが、
スコティッシュフォールドやアメリカンショートヘアの子はとくに要注意です。
シュウ酸カルシウム結石
この程度の大きさです
尿管を切って結石を摘出するところ”