3月24日(日)は臨時休診となります。
また4月21日(日)は午前9時30分~午前11時までの診察のみ、
5月14日(火)は午後の診察のみ(午前休診)となりますのでご注意ください。
動物の膀胱結石、決して珍しい病気ではないのですが、
この結石が膀胱から流れ出て、
尿の通り道である尿道に詰まってしまい、
尿が出にくくなってしまうことがあります。
とくにオスの猫ちゃんに多く、
オスのワンちゃんにもちょこちょこ見られます。
尿道が細い男の子に多いのですが、
今回は女の子のワンちゃんが尿道結石・尿道閉塞で、
市内の他の動物病院さんからのご紹介で来院。
メスのワンちゃんというのはかなり珍しいケースです。
2cm以上の非常に大きな結石が尿道の出口に詰まっており、
会陰切開といって外陰部とお尻の間を切開して
尿道結石を摘出しないとならないかな、と考えていましたが、
外陰部から挿入した内視鏡でうまく尿道結石の破砕・回収に成功、
会陰切開をしなくても済みました。
(膀胱の結石はお腹・膀胱を開けて摘出)
この結石、できる原因としてはいろいろありますが、
膀胱の感染症・食事・肥満などが一般的な原因とされています。
今回はワンちゃん、キャバリアの女の子で、
キャバリアらしくとーっても穏やかで優しい性格ですが、
かなり丸っこい体型で・・・(ladyに対して失礼ですね(^-^;)
これから食事管理を頑張らないといけません。
それにしてもこの2cmの結石が尿道に詰まるというのは
激痛な気がするのですが、この子はずーっと穏やかでした。
明日退院予定です、よく頑張ってくれました。
動画はこちらから
https://www.facebook.com/surugaanimalhospital/posts/1881132685331877
レントゲン画像
摘出した膀胱結石
結石が詰まっていた尿道の炎症”