9月21日(土)・22日(日)休診
10月26日(土)午後休診・27日(日)休診
11月2日(土)・3日(日)休診
となりますので、ご注意ください。
以前も何度か投稿したことがある猫伝染性腹膜炎・FIP、
猫ちゃんの非常に怖い病気で、
通常はあっという間に体調が悪化する、
急性の進行性疾患で生命に関わる病気です。
ただ時に慢性的なパターンもあり、
当初は検査では異常があってもそれほど症状が無く徐々に悪化していくパターンや、
体調が悪いなりに生活できるパターンもあるようです。
と言ってもそれらはあまり一般的ではありません。
今回FIP治療のセカンドオピニオンとして来院した
ノルウェージャンの男の子はそのパターンで、
1年ほど前に目の異常と発熱があり、
主治医の先生で抗体検査でFIPと
暫定的に診断を受けていたそうです。
その数か月後に今度は片側の腎臓が腫れてきてしまい、
それでも食欲はあり比較的元気だったのですが、
体重が減少してしまい徐々に調子が悪くなってきたそうです。
今回当院では腫れている腎臓から細胞を採取して、
PCR検査・遺伝子検査を行い、
FIP(猫伝染性腹膜炎)と確定診断。
恐らく1年ほど前からFIPを発症していたんだろうと推測されます。
FIP治療を開始してからまだ1週間ほどですが、
すでに体調は良くなってきているようです。
若い子だけでなく老齢でFIPを発症する場合や、
急性では無く今回の子のように慢性的に進行する場合もありますが、
それでも治療ができるようになってきています。
FIPの疑いがある子やFIPが心配な子は一度ご相談くださいね。
写真1枚目
比較的正常に近い右側の腎臓のエコー検査画像。
トマトの輪切りのような見えます。
写真2枚目
腫れて不整な形になっている左側の腎臓。
この腎臓から細い針で細胞を採取してFIPと診断。
写真4枚目
本文とは全く関係ありませんが、
ベルちゃんと久しぶりの登場・mix犬ぼたんのコンビ。
ぼたんは猫ちゃん大好きです
(すずちゃんのことはあまり好きではない
)

ベルちゃんは、本来わんこもにゃんこも好きではありません。
厚かましいけど危害を加えない、と理解できたので、
ぼたんやノミちゃん・おかしなどは
近くにいても許容できるようになりました




