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近隣市町村で

犬のレプトスピラ感染症が7月に1件・9月に1件発生が報告されています。

 

レプトスピラ感染症は、

レプトスピラという細菌が感染することでおこる人獣共通感染症で、

レプトスピラは主に菌を持っているネズミの尿に汚染された水・川や

土壌などを介して感染します。

感染すると犬での致死率は５０％ほど、

腎不全になってしまうとほとんどの子が救命できなくなってしまう非常に怖い病気です。

上述の通り、人間にも感染します。

 

それなりに水流がある川・きれいな川での感染リスクは通常は非常に低いものですが、

大雨のあとで川の水が濁っているような場合や、

河川敷などに水が溜まって淀んでいるようなところでは要注意です。

 

ワンちゃんの7種や8種・10種の混合ワクチンの中には

このレプトスピラも含まれているのですが、

レプトスピラは世界中で血清型というものが250種以上、

日本国内でも25種類ほどが確認されており、

すべての血清型の予防は不可能なので、

しっかり混合ワクチンを行っていたとしても完全に防げるわけではありません。

 

静岡市内での発生はここ１０年ほどはありませんが、

中部地方では島田市・藤枝市あたりの川で今年発生しています。

 

水遊びが大好きな子も多いと思いますが、

普段水遊びをしている川でも、

雨の後は控えるようにして下さい。