当院の看板猫(?)だった長老にゃんこ おじじ (推定20歳)が、
先日天国へと旅立ちました。
3月に倒れているところを保護されて当院へ運ばれてきた おじじ。
格好のいい、でも着古したジャンバーを着て、
しかしその下が毛玉だらけで、
長い間迷いネコとして半ノラ生活をしていたような おじじ。
調べた結果、とてももうノラ生活を続けられる状態ではありませんでしたので、
そのまま当院で暮らしてもらう事にしました。
病院の中を気ままに歩き回り、
病院2階の陽の当たるフリースペースでお昼寝したり、
時には診察室や待合室にご挨拶に回ったりと、
のんびり自由に穏やかな日々を過ごしてきましたが、
持病の腎不全と甲状腺機能亢進症が悪化。
おじじを見かけたことがない方もいらっしゃるかと思いますが、
「アォーアォー」と、およそ猫とは思えない声で鳴いていたのが、
この長老ニャンコでした。
見た目・鳴き声とは裏腹に(!?)、
とっても気の優しい性格で賢いニャンコでした。
もうあのアォーアォーという鳴き声は聞くことができませんが、
おじじ の闘病に励ましのお声をくださった皆様、
温かく接してくださり、本当にありがとうございました。
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