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20歳の猫ちゃん

5月3日(金)・4日(土)は午前診察のみ、
5日(日)は休診となりますので、ご注意ください。
 
4月に入り予防接種などで忙しくなり、
緊急で夜の診察終了後に手術を行わくなてはいけない子も続いて、
こちらの更新が滞ってしまいました。
 
写真の茶トラちゃん、
若く見えますが20歳を超えた猫ちゃんです。
上の奥歯が悪くなり、目の下に膿が溜まって皮膚に穴が開いてしまったため、
土曜日に全身麻酔をかけて抜歯・膿を出す処置を行いました。
元々小脳形成不全という異常のせいでフラつきがあり、
さらに高齢になってから肝臓にも腫瘍が見つかりましたが、
処置を頑張ってくれました。
 
体重2kg以下と小さな子ですし、
高齢なのでリスクがないわけではありませんが、
しっかり準備をしてしっかり麻酔中のモニタリングをしますので、
高齢の子・持病がある子でも全身麻酔での処置が可能なことは
珍しくありません。
 
これで顔の傷が治ってまたスッキリするかな、
それにしても可愛い子なんですよね。
 
この数日後にも、
全身麻酔をかけて18歳のワンちゃんの歯の処置を行いました。
(重度の歯周病で複数の歯の抜歯)
歯は高齢になってから体調にかなり影響してきますので、
なるべく若いうちから歯のケアをして、
ある程度歯が悪くなってきたら、
歯石除去や歯の処置などを行うようにしてあげて下さいね。