もうすぐゴールデンウィークですね。
当院は4月29日・5月3日・4日・6日は午後6時まで、
5月5日月曜は休診となりますので、ご注意下さい。
なおゴールデンウィークになると、医薬品・フード会社などもお休みになるため、
継続した医薬品・食事が必要な方はお早めにお申し出下さいね。
食事といえば、最近はドッグフードもキャットフードも、
ラビットフードやハムスターフードも沢山の種類が出ています。
色は似ていますが、食べやすさや歯への影響も考慮し、形状や大きさも何種類もあります。
食事療法用のフードも沢山の種類があり、
治療に一役買っています。
その中でも最近効果を実感しているのが猫ちゃんの便秘に対する食事でしょうか。
こちらのレントゲンは交通事故による骨盤骨折の影響で
便秘になってしまった猫ちゃんのレントゲンです。
同じレントゲン写真ですが、黄色の線で囲まれた白いものが貯まっている便です。
硬そうな便がたくさん貯まっています。
こうなってしまうと定期的に浣腸をしたり、
骨盤を治す手術と大腸を切除する手術をしないと、
便がほとんど出ない状態になってしまいます。
また交通事故などではなく、特発性巨大結腸症といって、
はっきりした原因は不明ですが、
消化管の神経の異常により便秘になってしまう猫ちゃんもいます。
しかしこのように便が出にくくなってしまった猫ちゃんでも、
食事だけで良い便通を維持できるようになっている子が何頭もいます。
もちろん、全ての猫ちゃんに効果があるわけではありませんが、
かなり多くの猫ちゃんの排便が良好になるようです。
また食事だけでは難しくても、ちょっとした治療を加えることにより、
便の出が良くなることもあります。
もうひとつこの食事のいい点として、美味しく出来ているということも挙げられます。
食事が根本的な治療になるわけではありませんが、
猫ちゃんのとっても嫌がる浣腸や手術をせずに
快適に暮らせるようになるのであれば、とってもいいことですよね。
排便も体調のバロメーターになります。
普段から便の様子や排便する時の様子なども観察してあげてくださいね。
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