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休診のお知らせとまたまた歯のレントゲン

明日27日(日)は学会参加のため、休診となります。

また来週10月4日(日)もセミナー参加のため午前のみの診察となりますので、

 

ご注意下さい。

 

歯の処置が多いため、歯の内容が続いてしまいますが、

今週歯科処置をしたワンちゃんの画像です。

 

1枚目の写真は歯石をある程度除去した後です。

歯がきれいになったと思うかもしれません。

ですが歯と歯の間の歯茎に注目してみてもらうと、

少し隙間が出来ているのがわかるかと思います。

 

2枚目の画像はこの部位をレントゲン撮影したものです。

本来、歯は歯の根元(歯根)が顎の骨(歯槽骨)に埋まっています。

ですが、この歯茎の隙間の下にある顎の骨が溶けてしまっています。

3枚目の写真は2枚目のレントゲン画像と同じものです。

黄色の部位は本来骨(歯槽骨)があるはず部位で、

正常であればレントゲン写真で骨が白く映るはずです。

2枚目と3枚目を見比べてもらうと、

どんな感じで骨が溶けてるかわかりやすいかと思います。

またこの画像では少しわかりにくくなってしまいますが、

青い丸の中も少し骨が溶けてきています。

このような歯の場合、表面の歯石だけとっても解決しませんので、

更なる処置が必要になります。

小型犬の場合、顎の骨が溶けていくと、顎の骨折を起こすこともあります。

口のチェックだけにご来院頂いて大丈夫ですので、

気になることがあったらご相談下さいね。