8月30日のことになりますが、
夜に緊急で手術をしたワンちゃん、
お腹の中にデキモノができて、
それが破れてしまい大出血を起こしてお腹の中が血だらけでした。
現在はタイインして元気も食欲もしっかりありますが、
デキモノが発生部位が悪く、背骨の横の筋肉からお腹の中に向かってできており、
完全に切除・摘出することができませんでした。
後大静脈という太い静脈や尿管という尿の通り道も巻き込んでいたデキモノだったので、
それらをデキモノから慎重にはがして、
デキモノの大きな部位を取り除き、出血を止める手術になりました。
ただ、デキモノの根元の一部はまだ残っている状態です。
このデキモノが悪性腫瘍(ガン)であれば、まだ体の中にガンが残っていることになりますので、
今後の治療を考えていかなければなりません。
このようにお腹の中のデキモノが破れて出血を起こしてしまうケースは珍しくありません。
ガンであってもひどくなるまでは症状はほとんどなく、
いたって元気です。
年に1回程度(高齢の子は年に2回ほど)の健康診断(血液検査や超音波検査・レントゲン検査など)を
考えてあげてくださいね。
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