右耳の前に発生して大きくなってしまった悪性腫瘍、
その摘出手術を頑張ってくれた18歳のシーズーちゃんです。
(写真1枚目)
術後1週間で傷もきれいになって、経過は順調です。
(写真2枚目)
飼い主さん曰く、以前よりも元気になって歩きやすくなったそうです。
全身麻酔はリスクが0ではありません。
でも高齢だから麻酔がかけられないわけではありません。
全身の状態が最も大事で、
そこをこちらがしっかり把握して対応する必要があります。
このシーズーちゃんだけではなく、
先週はPDAとVSDという生まれつきの心臓の異常を持っている
若いワンちゃんの全身麻酔・手術も行い、元気に退院しています。
少しでも麻酔をリスクを減らすため、
麻薬の1種である強い痛み止めを準備、
一般的な麻酔薬に加え、
心臓への負担が非常に少ないといわれる日本では手に入らない注射麻酔薬も準備、
血圧の厳密な監視(動脈での血圧測定)、など、
なるべくリスクを減らす取り組みをしています。
知識もアップデートしなくてはなりません。
それでも重症の子の場合、血圧を保てなかったり、
どうしようもできないこともあります。
もどかしいところです・・・。
10月15日(木) 午後休診
10月21日(水) 終日休診
11月8日(日) 終日休診
11月19日(木) 午後休診
となりますので、ご注意ください。