動物慰霊祭・学会参加により、
9/24(日)臨時休診
10/14(土)午前診察のみ
10/15(日)臨時休診
12/9(土)・10(日)臨時休診
となりますので、ご注意ください。
画像・動画はちょっと不思議な病気、
皮膚無力症(エーラス・ダンロス症候群)という
遺伝的な病気のワンちゃんです。
皮膚が伸びます、異常なまでに伸びます。
また肘や膝・手先の皮膚が異常に垂れ下がってきます。
コラーゲンの異常により皮膚が異常に伸びたり弛んでしまうことが特徴の病気です。
また関節にも異常が出やすく、
実際にこの子は両側の股関節が脱臼しているのですが、
非常に元気に走り回ります。
(通常は股関節が外れていると痛くて
動きも悪くなるんですが・・・)
写真・動画の様子では皮膚を伸ばして痛そうにみえますが、
動物に負担がかからない範囲でどれだけ皮膚が伸びるか比率を
出すことが診断の手助けになりますので、
どうしても皮膚を引っ張ることになります。
そしてこの程度引っ張るくらいでは痛みは全くありませんが、
非常に皮膚が裂けやすいので注意しないといけません。
問題はここでして、
日常生活でもちょっとしたことですぐに皮膚が裂けてしまいます。
最近は飼い主さんも慣れて上手に対応してくれているため、
怪我をすることもなくなりました。
また、治らない病気であることも困った点で、
少しでも効果を期待して
ビタミン剤や低分子コラーゲンなどを試すことがありますが、
根本的な治療はできない遺伝病です。
この子は腹壁ヘルニア・鼠径ヘルニアという、
かなり大きな脱腸の一種もあったため、
それを治す手術も頑張ってくれました。
この子、とーっても元気で人懐っこくて、
可愛い子なんですが、元気過ぎて、
怪我しないかが心配です・・・。
動画はこちら