一般内科・外科・予防獣医療はもちろん、救急・腫瘍・血液疾患・免疫疾患

様々な膀胱結石

急なお知らせになりますが、

スタッフ研修のため今週14日(日)は午後休診となります。

ご了承ください。

 

どういうわけか、ここ最近膀胱結石の子が続きました。

食事で結石を溶かす治療を行った子、

食事に加え抗生剤を使用した子、

手術で膀胱結石を摘出した子など、

結石とその子の状態により治療が異なります。

また結石ができる原因によっても治療が異なります。

 

生後5か月で2cm弱の結石ができたトイプードルちゃんは、

膀胱憩室が結石の原因と思われましたので、

膀胱結石の摘出と同時に膀胱の部分的な切除を行いました。

 

結石は血液検査ではまずわかりません。

画像検査が診断には有効です。

尿検査も補助的検査として有効です。

簡易的な尿検査だけなら、自宅で尿を取ってきてもらい、

検査することも可能ですので、

動物への負担は全くありません。

尿検査を最近行っていない子は、

一度検査しておくことをお薦めします。

 

結石の写真はこちらもどうぞ

https://www.facebook.com/surugaanimalhospital/posts/1166944286750724


シスチンという種類の結晶です
わかりにくい写真ですが、膀胱憩室ができています(黄色の〇の中)
写真が少しぼけていますが、シリカという種類の結石です”