先週、清水区の県道で保護された子猫ちゃんです。
朝方、道路の真ん中で倒れていたようで、
当院に来た時には体温が下がり、ぐったりと横たわって、
全く身動きが取れない状態でした。
かろうじて呼吸のためおなかが動いていることがわかる程度でしたので、
すぐに点滴や注射のための管を血管に入れようとしましたが、
もともと細い血管に、さらに血圧が下がっていたため、管が入らず。
代わりに骨に針を刺してそこから注射や点滴を行いました。
(レントゲン写真の黄色の丸の中)
その日の午後には頭を持ち上げられるようになりましたが、
左前足が完全に麻痺しているようで、
また下の写真のように黒目(瞳孔)の大きさが左右で違っていました。
このような場合、脳や神経に障害があると予測されます。
下痢もひどい状態でした。
それでも日に日に元気になってきて、今では食欲旺盛。
黒目の大きさも同じ程度になり、便もいい状態です。
左前足の麻痺は変わりありませんが、
もうすぐ保護してくれた方のおうちへ行けそうです。
小さい体で、すごい生命力ですね。
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