一般内科・外科・予防獣医療はもちろん、救急・腫瘍・血液疾患・免疫疾患

手術後の傷口

学会参加のため12月11日(日)・12月21日(水)は終日休診となりますので、

ご了承ください。

 

もう11月も終わりでもうすぐ師走。

あっという間に寒くなりましたが、

少し我慢すればまたすぐに暖かい時期になるんでしょうね。

 

年をあけて少しずつ日が長くなってくると

ワンちゃん・猫ちゃんの発情の時期になります。

当院ではほとんどの場合、

去勢手術・避妊手術後のエリザベスカラー

(傷口をなめないために首に巻く筒状のもの)の着用や術後の洋服の着用は不要です。

その他の手術でもエリザベスカラーを使うことはあまりありません。

 

傷口の特殊な縫合により、皮膚を縫った糸が体の表面に出ないため、

傷口を舐めにくく、多少傷口を舐めても糸が取れることはありません。

(ワンちゃんの去勢手術後は傷をなめることが多いのですが、

それでも通常問題はありません)

 

病気の治療・手術時にエリザベスカラーが必要なことも勿論あるのですが、

これを着用するとあちこちぶつかったり、

食事をとりにくくなったりと不便なこともあります。

衣服の着用も慣れていない子は嫌がることがあります。

手術後に限らずですが、

なるべく不便のない生活を送れるように、

工夫していきますね。


ワンちゃんの子宮蓄膿症手術1週間後の様子
ワンちゃんの子宮蓄膿症手術翌日の傷口の様子。仰向けて寝ているところを撮影したので、おかしな図です(^-^;
ワンちゃんの避妊手術翌日の傷口の様子”