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胃内異物の内視鏡での摘出

6月3日(土)午後休診
6月4日(日)休診
7月16日(日)休診
となりますので、ご了承ください。
 
昨日はマット誤食による腸閉塞の猫ちゃんの手術、
今日は石を誤食してしまい、胃内にある石の胃カメラでの摘出処置と、
異物が続きました。
ある程度の大きさがあって、
このように硬く・つるっとしたものは内視鏡での摘出の難易度が高くなるため、
内視鏡での摘出は難しいかなとも考えていましたが、
当院の動物看護師が非常にうまく鉗子やワイヤーの操作をしてくれたため、無事摘出できました
(内視鏡内に鉗子という細い器具やワイヤーを入れて異物を掴んで摘出します)
 
内視鏡自体の操作は院長が行いますが、
これだけ上手に鉗子操作できる動物看護師がいることは、
当院の強みですね。
 
お腹を開けないで異物の摘出ができることは、
低侵襲治療の最たるものです。
 
胃腸内の異物の内視鏡での摘出・
嘔吐や下痢の原因追及のための内視鏡検査・
鼻の中の異物やポリープなどの確認の鼻咽頭内視鏡検査・
咳の原因や気管の異常を診るための気管・気管支鏡検査、
などができることは当院の特徴です。
 
動画は胃内の石を輪っか状になっているワイヤー内に挟み込んで、摘出するところ。
写真は取り出した石と、
胃内に石が写っているレントゲン画像です。